電気工事図記号 完全一覧
JIS C 0303および公共建築設備工事標準図(電気設備工事編)に基づく図記号を網羅。現場で図面を読む電工のための完全リファレンスです。
記号名を入力するとハイライト表示されます
📐 配管・配線
19種
このページに含まれる図記号
配線記号で最もよく使うのは天井隠ぺい配線の実線です。斜線の本数が電線の本数を示すので、図面を読むときは斜線をしっかり数える習慣をつけてください。
立上り・素通し・引下げは矢印の方向で区別します。3種類の違いを頭に入れておかないと、盤結線時に方向を間違えます。
💡 照明器具
12種
このページに含まれる図記号
照明の図記号で新人が迷いやすいのは非常用照明と一般照明の区別です。黒く塗りつぶされた円(●)が非常用照明です。建築基準法で設置義務があり、専用回路への接続が必要です。
発電機回路に接続される照明はハッチング(斜線)が入ります。停電時も発電機から電力が供給されるため、回路の引き方が通常照明とは異なります。現場でハッチングを見落とすと重大な施工ミスにつながります。
避難口誘導灯・通路誘導灯は消防法に基づく設置義務があります。必要に応じて矢印を傍記して避難方向を示します。
🔲 スイッチ
30種以上
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スイッチは傍記の読み方が最重要です。黒丸(●)がタンブラスイッチの基本形で、傍記によって種類が変わります。
- 傍記なし → 単極(1路)スイッチ
- 傍記「3」 → 3路スイッチ(階段・廊下に使用)
- 傍記「4」 → 4路スイッチ(3箇所以上でON/OFFする場合)
- 傍記「H」 → 位置表示灯付(OFF時に点灯するほたるスイッチ)
- 傍記「L」 → 確認表示灯付(ON時に点灯するパイロットスイッチ)
HとLの違いは現場でよく混同されます。HはOFF時に光ってスイッチの場所を教える、LはON時に光って機器が動いていることを知らせる、と覚えてください。
ワイド形スイッチは黒菱形(◆)で表します。丸記号と同じように傍記でH・L・3・4を付けて使い分けます。
🔌 コンセント
20種以上
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コンセントの図記号は「壁に接する側が黒く塗りつぶされる」のが基本ルールです。壁付けコンセントなら右半分が黒、床コンセントなら下に床線が入ります。
EとETの違いは現場でも混同されやすいので注意してください。
- E(接地極付)→ コンセント本体にアース穴がある
- ET(接地端子付)→ アース線を接続する端子が別についている
非常コンセントは消防法に基づくもので、高層建築物に設置義務があります。一般用とは回路を分けて施工します。
⚡ 盤・機器
15種以上
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盤の図記号は正方形の中の模様で種類を区別します。
- 右上三角が黒 → 分電盤
- 上下の対角三角が黒(市松模様)→ 配電盤・OA盤・制御盤
- 全面黒塗りに白× → 警報盤
二重枠になっているものは耐熱形分電盤を示します。現場では「耐熱盤」と呼ぶことが多いです。
ELBとMCCBの違いは現場でも試験でも頻出です。ELBは漏電を感知して遮断、MCCBは過電流・短絡で遮断します。ブレーカーが落ちたときにどのブレーカーが落ちたかを確認することで原因の切り分けができます。
🚨 感知器・警報
30種以上
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感知器の図記号で最も重要なのは差動式と定温式の見た目の違いです。どちらも下向きの半円ですが、差動式は深いお椀形、定温式はより浅い形で区別します。
設置場所での使い分けも覚えておいてください。
- 差動式 → 一般居室・事務所・廊下
- 定温式 → 厨房・ボイラー室など煙が出やすい場所
- 煙感知器 → 階段・エレベーターシャフト・感知区域が広い場所
煙感知器は□の中に「S」(Smoke)と記載されます。露出形と埋込形では図記号が異なり、埋込形は二重の□で表します。1種と2種の違いは感度の差です。
P型発信機は○の中に「P」と記載される手動の押しボタンです。廊下・階段への設置義務があります。感知器が自動で検知するのに対して、人が手で押して火災を知らせる装置です。
🌐 構内情報通信網装置(LAN・電話・ルータ)
15種以上
このページに含まれる図記号
情報用アウトレット(LANコンセント)は電気コンセントと見た目が似ているため、施工前に図面で必ず種別を確認してください。電気とLANを混在させるボックスは増えているので、配管の引き分けを間違えないように注意が必要です。
MDF(本配線盤)は建物内の電話・LANの中枢です。電気の分電盤と同じく、増設・変更工事のたびに確認が必要になる重要な機器です。
📞 構内交換装置(電話機・PBX)
10種以上
このページに含まれる図記号
インターホンは親機・子機の配線方向を間違えやすいので図面で必ず確認してください。また呼出ボタンと復帰ボタンは形が似ているため、傍記(L・Rなど)で区別します。
チャイム・ベル・ブザーは音の出方が異なるだけで図記号は似た形です。用途(来客用・非常用・案内用)に応じて使い分けます。
📺 テレビ共同受信装置
15種以上
このページに含まれる図記号
分岐器と分配器は似た名前ですが役割が違います。分岐器は幹線から一部を取り出すもの、分配器は信号を均等に分けるものです。図記号も形が異なるので覚えておくと図面の読み取りがスムーズになります。
テレビ端子の傍記Sは上り信号カット機能付き、傍記Wは2,602MHz対応を示します。CATV対応の建物では特に確認が必要です。
🔊 映像・音響装置(拡声装置)
10種以上
このページに含まれる図記号
スピーカとホーン形スピーカは形が違います。スピーカは室内用、ホーン形は屋外・工場など遠くまで音を飛ばす必要がある場所に使います。図記号も形状で区別されています。
アッテネータは音量を調整する機器です。会議室や廊下のスピーカ音量を個別に絞るために使われます。拡声設備の図面ではよく見る記号です。
(https://www.mlit.go.jp/common/001108579.pdf)
図記号はJIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」にも準拠しています。