【現場のパイプ完全ガイド】PF・CD・VE・FEP?種類別の使い分けと施工のルール

電線・材料・器具

『そこの22のPF管持ってきて!』と言われて、オレンジ色の管を手に取っていませんか?もしそれがコンクリート埋設用なら、後で大変なことになるかもしれません。

電気工事で使う配管(電線管)には、見た目は似ていても『使っていい場所』と『ダメな場所』が厳密に決まっています。今回は、現場で飛び交う配管の種類と、その特徴をスッキリ整理しました。

合成樹脂管(プラ管)の四天王

現場で最もよく使う、軽くて扱いやすい管たちです。

  • PF管(ピーエフ):
    • 特徴: グレーや白が多い。曲げやすく、**自己消火性(火がついても勝手に消える)**がある。
    • 用途: 露出配線、隠ぺい配線、どこでも使える万能選手。
  • CD管(シーディー):
    • 特徴: オレンジ色。PF管より安いが、自己消火性がない。
    • 用途: コンクリート埋設専用。露出して使うのは消防法などで禁止されているので要注意。
  • VE管(ブイイー):
    • 特徴: 硬い直管。グレーが一般的。
    • 用途: 建物の外壁や倉庫内の露出配線。見た目がスッキリし、衝撃に強い。
  • FEP管(エフイーピー):
    • 特徴: 黒くて太い蛇腹管。
    • 用途: 地中埋設用。重機で踏んでも潰れない強度があり、幹線などを通す。

金属管とプリカ(可とう電線管)

プラ管では強度が足りない場所や、ノイズ対策が必要な場所で登場します。

  • E管(ねじなし電線管): 金属の直管。工場やビルで多用。
  • 防水プリカ: 金属の外装にビニールが被った、曲げられる管。モーターの振動がある場所などに最適。

サイズの呼び方のルール

配管のサイズは、外径ではなく「内径に近い数字」で呼ばれます。

  • 呼び:14、16、22、28、36…
  • 現場のコツ: 「16の管にVVF 2.0-3Cを2本通すとパンパンで引けない」といった、管の太さと通せる本数のバランスを体感で覚えるのが一人前への近道です。

まとめ

  • 迷ったらPF管。ただし、オレンジのCD管を露出で使ってはいけない。
  • 外壁にはVE管。カチッとした仕上がりでプロの腕を見せる。
  • 地中はFEP管。大きな幹線を守るためのガッチリしたガード。

場所に応じた正しい「入れ物」を選ぶことで、電線の寿命はぐんと延びます。

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